前回は、「痛みのない血尿こそ、放置せずにすぐ泌尿器科へ!」というお話をしました。
ただ、「そうは言っても、泌尿器科ってどんな検査をされるのか分からなくて怖い……」と、二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、血尿で受診された際に行う基本的な検査の流れをお話しします。
結論から言うと、決して身構える必要はありません。
まずは尿検査を行います
最初に行うのは「尿検査」です。
尿の中に赤血球が出ていないかを調べます。また、必要に応じて「尿細胞診」を行い、がん細胞が含まれていないかを確認します。
尿を採るだけの検査ですが、これだけでも多くの情報が分かります。
痛みのない超音波(エコー)検査
次に行うのが「超音波(エコー)検査」です。
お腹にゼリーを塗り、腎臓や膀胱の状態をモニターに映し出します。基本的に痛みはありません。
健康診断のバリウム検査や胃カメラを経験したことがある方なら、「こんなに楽な検査なの?」と驚かれるかもしれません。
必要に応じて膀胱鏡検査やCT検査へ
これらの検査で、さらに詳しく調べる必要があると判断した場合には、「膀胱鏡(内視鏡)検査」やCT検査を検討します。
「内視鏡」と聞くと、痛そうなイメージがありますよね。
でも最近は、非常に細く、体への負担が少ない柔らかいカメラ(軟性膀胱鏡)が普及しています。痛みの感じ方には個人差がありますが、昔に比べて負担はかなり軽減されています。
膀胱鏡で実際に膀胱の中を観察する時間は、通常、数分程度です。
「何をされるか分からない」という不安を抱え込まないで
「何をされるか分からない」という怖さから、大切な発見を遅らせてしまうのが一番もったいないことです。
検査を受けて何事もなければ、「あぁ、何もなくてよかった」と安心できます。
体からのサインを見逃さず、まずは尿検査やエコー検査から、一歩踏み出してみませんか?