尿路結石症とは?
尿路結石症(にょうろけっせきしょう)は、尿の通り道である「腎臓・尿管・膀胱・尿道」に結石ができる病気です。
特に尿管に結石が詰まると、突然の激しい痛みを引き起こすことがあります。
一般的には「尿管結石」と呼ばれることも多く、働き盛りの年代を中心に比較的よくみられる疾患です。
一度治っても再発しやすいため、治療後の予防も重要になります。
尿路結石症の主な症状
結石の大きさや場所によって症状は異なります。
突然の強い脇腹・背中の痛み
尿管結石では、突然激しい痛みが起こることがあります。
「じっとしていられないほど痛い」と表現されることも多く、痛みが波のように強くなったり弱くなったりするのが特徴です。
血尿
尿に血が混じることがあります。
見た目ではわからない顕微鏡的血尿のみの場合もあります。
吐き気・嘔吐
強い痛みに伴って吐き気や嘔吐が起こることがあります。
頻尿・排尿時痛
膀胱近くまで結石が下がると、頻尿や排尿時の違和感が出る場合があります。
発熱
結石に細菌感染を伴うと高熱が出ることがあります。
発熱を伴う尿路結石は重症化することがあり、早急な対応が必要です。
尿路結石症の原因
尿の中の成分が結晶化し、徐々に大きくなることで結石が形成されます。
水分不足
最も大きな原因の一つです。
尿が濃くなることで結石ができやすくなります。
食生活の乱れ
- 塩分の摂りすぎ
- 動物性たんぱく質の過剰摂取
- シュウ酸を多く含む食品の偏り
などが関係するとされています。
生活習慣
- 運動不足
- 肥満
- 不規則な生活
もリスク要因になります。
体質・病気
結石ができやすい体質や、痛風・糖尿病などが関連する場合もあります。
尿路結石症になりやすい人
次のような方は注意が必要です。
- 水分摂取が少ない
- 汗をかきやすい仕事・環境
- 外食や塩分の多い食事が多い
- 肉類中心の食生活
- 過去に尿路結石になったことがある
- 家族に結石歴がある
特に一度結石ができた方は再発率が高いとされています。
尿路結石症の検査
尿検査
血尿や感染の有無を確認します。
超音波検査
腎臓や尿管の腫れ、結石の有無を調べます。
CT検査
結石の位置や大きさを詳しく確認できます。
尿路結石の診断で非常に有用な検査です。
尿路結石症の治療
結石の大きさや症状によって治療法を選択します。
自然排石を待つ
小さい結石では、水分摂取や内服治療を行いながら自然に出るのを待つことがあります。
痛み止め
強い痛みを抑えるために鎮痛薬を使用します。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
体の外から衝撃波を当て、結石を細かく砕く治療です。
内視鏡治療
大きい結石や自然排石が難しい場合は、尿道から内視鏡を入れて結石を砕くことがあります。
尿路結石症の予防
再発予防には日常生活の改善が重要です。
こまめな水分補給
1日を通して十分な水分を摂ることで、尿を薄く保つことが大切です。
食生活の見直し
- 塩分を控える
- バランスのよい食事を心がける
- 過剰な動物性たんぱく質を避ける
などが予防につながります。
適度な運動
生活習慣の改善も再発予防に役立ちます。
激しい腰痛・血尿は尿路結石症の可能性があります
尿路結石症は、突然強い痛みを起こすことがある病気です。
特に、
- 急な脇腹や腰の痛み
- 血尿
- 吐き気を伴う痛み
がある場合は、早めの受診をおすすめします。
また、発熱を伴う場合は重症化の可能性もあるため、速やかな診察が必要です。